小ネタ、執筆中、未発表作などを公開しています
SF スティールライフ、BL ヒリヒリ身長比較
team hattari2作品に登場するキャラクターの身長比較です
10人いるほうがSF、4人+自販機がBLです
身長比較したったー より
2026.2.14
SF スティールライフ メインキャラ4人
team hattariのSFシリーズ『スティール・ライフ』のメインキャラ4人の紹介です。
関連作品:スティールライフ短編集、虚構のプリクエル、虚構傀儡の女王、短編集2break time
2026.1.12
SF スティールライフ タイトル別時系列&SF主人公年表
・team hattariのSFシリーズ『スティール・ライフ』をタイトル順に時系列で並べました。
同人誌とweb公開があり、収録作品ごとに色分けしています。webはカクヨムにて公開しています。
・team hattariのSFシリーズ主人公である、伊野田くんの年表を作りました。
自分用にまとめたものですが、せっかくなのでこちらにも。
およそ0歳から30歳くらいまでの主人公の流れと、関連エピソードを載せてます。
2025.12.27
『熱の記憶 fromスティール・ライフ Recognized』
『スティール・ライフ』新作用の小話。
2026.12.21
「聞いていいですか?」
着替えを終えて、右腕の義手を外す。ベッドに腰かけて、伊野田が聞いた。黒澤は腕を組んだまま、ドアに背を預けてこちらへ顔を向けた。
「どんな気分ですか? 親父さんについての連絡を聞いたとき、どんな気分になりましたか?」
黒澤は、顎を擦って少し考えてから返事をした。
「……、案外、こんなもんかって感じだ。悪いがまだ、なんの実感も湧かない。今から旧家の方に行って、保安官から説明を受けてくる。なんかわかったら、また教えてやるよ」
「わかりました」
「じゃあ行ってくるから。手洗いは出て右手。反対側にリビング。常備薬も置いとくが、合うかわかんねぇから、飲む前に後藤先生に聞いてみな」
「はい」
伊野田は返事をして、軽く頭を下げた。流れで倒れそうになる。いよいよ具合が悪いらしい。黒澤は「寝ろ」と促し、静かに部屋から出ていった。
遠慮がちに横になる。部屋の外はどこか慌ただしく、黒澤と梓が行き交う足音が聞こえる。本当に、大変な時に来てしまったな、と伊野田は思った。買ってきた土産を渡し損ねたが、今は休ませてもらおう。眠る前に、後藤晶に短いテキストを送ると、電話が掛かってきた。
「具合は?」
仕事中だったのか、端的に聞いてくる。しかし、その声が心地よかった。
「熱だそうだ」
「解熱剤を飲んで」
「うん」
返事をして、目を閉じる。寒いのに、身体は熱い。熱いのに、他人の熱は欲しい。内側から、熱を注いでほしい。晶とベッドに入る夜を思い出しながら横を向いた。
「せっかく行ったんだから、早く治して楽しんで」
「うん」
「お大事に」
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⇒短編集2『Sparring』後、新作で発生する出来事の合間の小話。これは一部。たぶん本にはしません。
黒澤家の現状を聞いた伊野田くんが、考えすぎて知恵熱おこしますが、知恵熱は子供がおこすやつです。この人は子供です。
ちなみに新作のテーマは「伊野田の恩返し」です。琴平(父)と相棒の拓(母)のため、彼は恩返しをしていきたいのです。
表情あつめ
team hattariのSFシリーズに出てくる伊野田くんと、黒澤さんの表情あつめがしたくなったので、まとめてみました。作品を通じてキャラクターの成長が見えて、少し感慨深いところがあります。個人的にじわじわきます。タイトルにライフが入ってるのと、自分が日常的な空気が好きなので、そんなイラストをお願いする傾向になるのかな、と思います。いざ並べてみると、子供のアルバムを眺めている気分になりました。笑うようになったり、怒ったり、変化が見れて嬉しいです。イラストはすべてハルサカさんです。
『スティール・ライフ』は2026年に完結予定。最終巻では、伊野田くんが黒澤さんの田舎を訪れた先で事件が発生します。伊野田くんは黒澤さんを通じることで、今まで他人事だったことが、自分事に考えられるようになってきます。その上で、困難をどう解決していくか、考えて戦っていく感じです。
戦いパートをより鮮明に描くため、作者も小説&アクションの勉強を強化します。
最後まで彼らと一緒に駆け抜けていきたいです。
2025.12.20
SF×BLクロスオーバー
『=iF(AND(伊+夏="眼鏡"),"混在","分離")』
隠れメガネキャラSF伊野田とBL夏焼くん
2025.10.17 殴り書き
〇伊野田
異変が起きたのは、佳奈ちゃんから代わりの眼鏡を借りた後からだ。研究所で使ってるモニタ用眼鏡の調子が悪くて、修理をお願いしたんだが、いま掛けてみたら不審物が映りこんでいる。映り込んでるっていうよりは、映し出されている。眼鏡を掛けた時だけに見える妖精……ってことにしたかったが、やけにリアルで等身大だ。機械とも、拓が使ってるリモートエクスプローラーとも違う。眼鏡の先に別世界が広がっていて、とてつもなく高度なVR技術だってことがわかる。鮮明すぎて、思わず手を伸ばしてしまった。
向こう側に写ってる男も驚いているけど、笑ってる。あっちも自宅か? 若い男だ。二十歳そこらかな。おれを見て、手を振ってる。何か言ったな。なんかすっげぇ笑顔だな……。誰だ?
〇夏焼
冬川の部屋にあった眼鏡を掛けてみたら、目の前にお兄さんが出現した。おれはびっくりして、一度眼鏡を外す。何が映った? もう一度掛けてみると、やっぱりお兄さんが映りこむ。正面のデスクに座ってる姿で、ちょっと緊張してる? お兄さんは困惑してるのか俺を見てキョトキョトしてる。
なんだろう、これ。冬川が買った新しいゲームかな。わかった。VRゲームってやつだな。すっごい臨場感だ! でも本体の電源は入れてないぞ? それにしても、リアルな表現だなー。話しかけたらどうなるんだろう。っていうか、言語設定とかしてないけど、通じるのか?
「こんちは!」
おれは手を上げながら、お兄さんに声をかけてみた。すっごくびっくりして、目をパチパチさせながら顔を近づけてくる。髪ボサついてるし目つき怖いけど、なんかきれいなお兄さんだな。このあとミッションが表示されるとか? それにしても本当に、目の前にいるみたいだ。すげ。 最近のゲームってすごく進化してるんだな!
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⇒ そういえば二人は隠れメガネキャラだったな。二人が並んでいるところを見たいな、と思ったのがきっかけです。どうやって同じ空間に置こうか考え、仮想でいくことに。
私、10年以上前に『CPU』という初の長編(未公開)を書いたのですが、それも「仮想空間に対する大人と子供の対比劇」を書いていて、今回の眼鏡クロスオーバーネタはまるっきりそれの延長じゃないかと思いました。立場も環境も違う初対面の二人が仮想空間で出会って、問題を乗り越える的な話ですね。そんなんばっか書いてますね。
今回は非常にふざけて書いたので、続きは書かないでしょう。正真正銘、ただのネタなので。
タイトルはIF関数がモトで、二人が眼鏡をかけた時だけ出会うみたいなイメージでした。 眼鏡を通じて互いの視界を共有させながら進んで、どこかでリアルに出会うという感じ。この二人は実際に対面したら、どうなるんですかね。
これからも隠れメガネキャラとして、たまに眼鏡かけてほしいです。
2025.12.20追記
そして眼鏡の二人を描いていただきました。ありがとうございました。
BL『春夏秋冬』の「摂動」より
新キャラの春彦さんの一面。
2025.10.12 執筆中
ベッドの中で呼んだのは、抱いてる女じゃなくてセフレの名前だった。
朝起きたら紀子はもういなくて、隣のシーツは冷たくなっていた。寝返りをうった。紀子の髪の匂いが残った枕に顔を埋めると、気分が萎えてくる。夜の事を思い出した。仕事終わりに飯食って、家帰って、慣れた感じでイチャついて。風呂に入ってベッドに転がる。いつもの流れだ。なんとなく身体触ってセックスする。
最近は脱マンネリ化のために、やる前に酒飲んで気分を上げるようになってたから、昨日もそれなりに気持ちが良かった。酒臭くなるからと、紀子は嫌がった。だから触りながらあいつが悦ぶ言葉を言って褒めて機嫌をとるようになっていた。爪の色を変えたことに気づいてやると、いつも嬉しそうにしていたし、肌がキレイだというと、「触りたい?」と言ってきて、ある程度の主導権を譲ってくれる。身体の相性はまぁまぁだったけど、ぶっちゃけ俺としては、最後までいければよかった。出してスッキリして、寝て終わり。
紀子の方はベッドの上でも紀子のままで、理想の紀子を演じているみたいだった。上品に振舞おうとしてなのか、特に序盤はいつも俺に姫様扱いを求めた。丁寧に扱えだの、キスは優しくしろだの、日ごとの要望やシチュエーションが本人の中で決まってるんだよ。たまに笑いそうになったけど、結構かわいかったから遊びには丁度良かった。
純文学『燕の帰る場所』より
朝比奈 涼のモノローグ 未公開
2024.11.7
僕は旅に出る。リュックひとつに免許証とパスポートがあればいい。文明が進んだ現代だから、使うものは現地で調達する。なければ諦め、現地のルールに従う。僕はそう決めている。
空港から出ると、黄砂を含んだぬるい風が全身を覆って去っていく。僕が何者か調べたみたいだ。追い風の歓迎を受けて僕は駅に向かった。様々な人種がキャリーケースを引いて歩いている。聞き慣れない言語が飛び交う中を割り込むのは忍びなかったので、僕は壁沿いに寄って進んだ。売店に立っていた販売員が僕に笑顔を向けた。僕はニーハオと言った。
中華圏は不思議だ。似ているようでどこか違う。まるで誰かが作った箱庭の中を歩いているようだ。独特のアクセントがある言語も、箱庭の制作者が組み立てたプロトコルに沿って機能するように予めセットアップされているように思える。西洋を訪れるのも良いが、この似て非なる世界に踏み入れる方が今の僕は好きだった。
公衆電話を見つけ、コインを入れた。コールのあと、留守電を残す。
「朝比奈です。元気にしてるかい? 明後日いつもの店にいくから、良かったら会おう。19時だ。じゃあ、また」